【地震 非難時の注意点】
【地震 非難時の注意点】
参考 NHK NEWS WEB
◆都市部では車はできるだけ使わないで
移動の際、都市部では混雑が予想されるので車はできるだけ使わないようにしてください。
渋滞が起きて消防車や救急車などの緊急車両が通れなくなるおそれがあります。
車を止める際はほかの車から少しでも離れた場所に止めるほうが安全です。
車の燃料タンクには燃えやすいガソリンや軽油が入っているので、
1か所にまとめて駐車すると火災が起きたときに燃え広がる原因になります。
大勢の人が避難している場所の近くにまとめて車を駐車することは危険ですので避けてください。
車から離れて避難する場合は緊急時に車を動かせるように鍵をつけたままにしてください。
あとで自分の車だと証明できるように車内から車検証などを持ち出し、保管しておいてください。
外を歩く時にも注意 周囲の人と協力して安全な場所へ
大きな地震のあと、外を歩く際には注意が必要です。
地震の揺れで周囲の建物の窓ガラスにひびが入っていたり、壁に亀裂が生じていたりするおそれがあります。
移動している途中で余震が起きるかもしれません。
落下物や、壁や塀などの倒壊に注意してください。
建物の壁ぎわや自動販売機の近くなどは歩かず、カバンなどを持っていれば、
落下物に備えて、頭を保護するようにしてください。
◆また、できるだけ単独では動かず、周囲の人たちと協力しながら、
避難所や公園など比較的、安全な場所に向かってください。
初期消火への対応 落ち着いて行動を
火災の初期消火についてです。
もし身の回りに火の手が上がっている場所があったら、まず、自分で消すことができるかどうか落ち着いて判断してください。
もし、火がまだ小さければ消火器を使うか毛布を風呂の水などでぬらして上からかぶせると燃え広がるのを防ぐ効果があります。
周りに人がいる場合は、消火器や風呂の水などを使って一緒に火を消すことができないか声を掛けてみてください。
すでに火が燃え広がり自分で消すことが難しい場合は、周囲の安全を確認しながら速やかに逃げてください。
周辺を広く見回して火災が迫ってきていないかよく注意し、火災に巻き込まれないようにしてください。
耐震性の高い大きなビルの中などに避難したあとも、火災や火の元には十分な注意が必要です。
余震で大きな揺れがあった場合などは念のため火災が起きていないかを一緒に
避難している人たちで手分けして確認しておくとより安全です。
◆留守にする場合はブレーカーを切って
避難するため自宅や事務所を留守にする場合、または外出先から家などに戻ったときは
電気のブレーカーを切ってください。
地震が起きると揺れの影響で電気の配線がいたむことがあります。
停電している間は何も起きませんが、復旧したあと、配線のいたみが原因で火が出るケースがあります。
これは「通電火災」と呼ばれ、阪神・淡路大震災や東日本大震災でも数多く起きています。
再び電気が通じたときに備えてブレーカーを切っておくと安全です。
また、電気が復旧して間もない地域では自分がいる建物や周辺で通電火災が
起きる可能性もありますので、焦げくさいにおいなど火災の兆候がないか注意してください。